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2025年12月 第209号
疲れがとれない、何となく体調不良…、それって「糖化」が原因?
「寝ているはずなのに疲れが取れない」、「歳のせいか不調が続く」、「月曜日から体がだるくて、重い」など、多少なりこれらの状態を感じたことはあるのではないでしょうか?
もしかして、それって「糖化」が原因かもしれません。
「糖化」という言葉は聞いたことがあるかもしれませんが、今年の4月にNHKで放送されてから、新たな健康ブームとしてますます注目されるようになっています。
「糖化」とは、体内の過剰な糖とタンパク質が結びついて、変性したタンパク質を生み出す現象のことです。糖とタンパク質が反応すると、まずは糖化物(アマドリ化合物)という物質に変わります。
このときの糖化物は、まだ元に戻れる状態なのですが、そこからさらに糖化の反応が進むと、最終的な糖化産物であるAGEs(エイジス)が生成されます。
AGEsはタンパク質が変性したものですので、こうなるともう元には戻れません。
このAGEsが体にたまっていくと、肌のしわやたるみなどの肌の不調、血管が硬くなり動脈硬化や高血圧などのリスクの増加、さらには骨がもろくなり骨折しやすくなるといった老化のサインや病気やけがのリスク増加にもつながります。
AGEsは時間とともに体にたまり、自然には排出されにくいため、いかにして「作らせないか」が大事になります。糖化を防ぐ意識が、見た目の若さだけでなく、健康寿命を延ばすカギになるのです。

※AGEsを増加させる主な要因として、
(1)甘いものや炭水化物のとりすぎ
(2)喫煙・飲酒・睡眠不足などの生活習慣
(3)運動不足などによる筋肉量の減少に伴う基礎代謝の低下
(4)朝食をとらなかったり、食べるのが早すぎるといって食事スタイルの習慣
などが挙げられます。
これらの生活習慣は、食後高血糖になりやすいためと言われています。
AGEsをためない体をつくるために、「食後高血糖を起こさない」ようにすることが大切です。

《食後高血糖を起こさないための対策》
●野菜を最初に食べる「ベジファースト」の食べ方
…… 野菜から食べることで糖の吸収がゆっくりになり、血糖値が急激に上がるのを防ぐ
●日頃の食事や間食は、低GI食品を選ぶ
…… GIは、食後の血糖値の上がりやすさの指標
●ウォーキングなどの有酸素運動を続ける
…… 糖を消費し、筋肉量が増加し基礎代謝が上がる
●睡眠の質の向上
…… 睡眠はホルモンと血糖の調整に関係する

毎日の食事、運動、睡眠などの生活習慣を少し意識することから始めて、AGEsの蓄積を防ぐことを含めて、健康的に歳を重ねていくことが大切ではないでしょうか。